沖縄に来てから、天然農法で作ったフルーツ等を食べる機会が増えてきました。
初めのうちは皮が真っ黒なバナナを見て、腐ってる。と思いましたが、皮をめくってみると美味しそうな香りがして、食べてみると今までで一番美味しいバナナでした。見た目はスーパーに並んでいるバナナにはかないませんが、味と香りを知ってしまった今は市販されている黄色が不自然に思えて買う気にはなれません。海外から来る輸入バナナは色々な事をして日本に入ってきます。エチレンガスで色付けをしたり、もちろん消毒も行います。商品の質を均一にするためや安全のために仕方がないのかもしれません。
沖縄のある地域ではバナナにガスを吹きかけ、色付けをする施設を造りました。そして、そこに入れるには消毒液に漬けなければならない。せっかくの国産バナナなのに・・・。味も落ちるし・・・。
やはり見た目重視なんですね。見た目ではなく、そのままの味を知ってほしい。
大きければ良い、早く沢山作れば良い。うーん、違う気がします。
作物は余計な事をやればやるほど、時間やお金が掛り、作物が病気になったり自然が無くなっていく気がします。正直言って美味しくないものが多いと思います。
元々植物は人間が何もしなくても元気に育ったり、環境によって姿を変えたり、滅んだりしていたと思います。
病気になると農薬で・・・。虫が出てくると殺虫剤で・・・。雑草が生えると除草剤で・・・。そして大きく、早く育てるために色々な肥料を与える。
人が手を加えれば加えるほど作物は弱くなる。そうなるとまた栄養を与える。元気にはなるが、また与えないといけなくなる。繰り返せば繰り返すほど作物は弱くなり、土は痩せて草も生えなくなる。そこで作物を育てるにはまた土つくりから。色々とキリがない。
土は植物や微生物そして自然の力にお任せする。作物自体が強くなるようにお手伝いする。
僕はそんな農業をやりたい。子供が自然の中で生き生きするように、植物も自然に生き生きと育てたいです。
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